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木造車電1形(モ1形)の鋼体化更新の為に、旧品流用し新造されたモ2001形のうち、昭和12年に製造された2005〜2010号を改番、別形式化したものがモ205形205〜210号である。 昭和13年から211号以降が増備され、電2形(モ50形)や電貨11形からの旧品流用も含め、昭和22年までに250号までの総勢46両が製造され、戦後最多形式となった。 電1形などの木造車の機器をそのまま使っているので電動機出力等の関係上、車体は11メートル程度に抑えられた小型車となっている。 製造当初は旧品流用の高床台車をそのまま使用していたが、昭和26年からモ101形等の廃車で発生した低床台車と交換し、昭和45年頃に全車低床化が完了した。 昭和50年頃からは上町線、阪堺線がワンマン化されたが、この形式はワンマン改造対象外であったため、平野線専用車となり、昭和55年の平野線廃止と共に大半の車輌は廃車となった。 246〜248号の3両のみ昭和55年に中央扉を新設してワンマン改造が行われ、平野線廃止後も上町・阪堺線で使用されたが、収容力の少ない小型車であるが故に予備車となっていた。 モ701形増備に伴い、平成2年に3両とも除籍となり形式消滅となった。 247号は阪堺での除籍後、カナダアルバータ州エドモントンの保存鉄道「Edmonton Radial Railway Society」へと譲渡され、現在も運行されている。

※写真:「JS3VXWの鉄道管理局」より


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