175号
元々はモ151形のラストナンバー、160号として昭和2年に製造され、昭和25年頃に制御器の交換及び連結器取り付けによりのモ161形に編入された車輌である。
元モ151形の車輌としては最も長く使われ、平成15年まで使用された。
昭和40年代中盤頃に車体更新が行われ、モ161形としては唯一、後部扉の完全撤去により2扉化されているという特徴がある。
廃車後は香川県丸亀市にある「パブリックプラザ丸亀」の駐車場で保存されている。
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●保存状況(すべて平成29年3月19日撮影)
車体全景。
撮影日以前は菓子パン販売店舗として活用されていたようだが、この時は既に休業となっていた。
車体は再塗装などの手入れを定期的に行っているようだが、保守の簡略化の為か、屋根上機器の多くは外されており、前照灯も移設されている。
反対側側面。前扉が交換されている以外はほぼ現役当時のまま。
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反対側正面は室外機等が置かれている。方向幕は「天神ノ森」。
175号の特徴である後部扉撤去跡。
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レールは3線軌条になっているが175号以外の保存車輌はない。
排障器は車体から外され、付近に放置してあった。
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